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スナッグ
試験の説明
引っ掛けによって織糸又は編糸が生地表面から突出し、引きつれなどを起こす度合いを評価する試験です。
用途
生地の品質管理項目として、初期の引きつれの度合いを確認します。
また、苦情試験の再現試験に使用しています。
試験方法
JIS L 1058織物及び編物のスナッグ試験方法に基づいて試験を実施します。
試験方法はJIS法(A~D法)と試験条件によって分かれます。
一般的にA法やD法が多く使用されているため下記の試験3点を紹介いたします。
A法:ICI形メース試験機法(下記の試験機を使用し、生地の表面に釘のついたスパイクボールを置き100回転させる方法。)
D法:ICI型ピリング試験機法
D-1法(ダメージ棒を箱に取り付ける方法)
D-4法(研磨紙を2枚取り付ける方法)
ICI型メース試験機
ICI型ピリング試験機
D-1法:ダメージ棒法
D-4法:研磨紙を貼る
試験結果・評価方法
試験片とスナッグ判定標準写真とを比較し等級を判定します。