生地のたて方向またはよこ方向への引張りに対する強さや伸びを調べます。
一般的に織物生地の品質管理として、初期の生地の強さを確認します。
試験方法は試験の条件によってA,B,C,D法(JIS法)とE,F法(ISO法)に分かれており、一般的にはA法がよく用いられます。
※JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法に基づいて試験を実施します。
引張強さおよび伸びの測定値について、たて、よこそれぞれ3回の平均値を有効数字3桁に丸めて算出し、N(ニュートン)で表します。
※1N=約0.101kgfです。
一般的な目安として、厚手の生地(200g/m2以上)で200N以上、薄手の生地(200g/m2未満)で150N以上とされています。
写真:測定風景