毛髪曲げ特性測定試験は、物体表面の「B値(曲げ剛性)」と「2HB値(ヒステリシス=曲げ回復性)」を計測します。髪を柔らかくするシャンプーやコンディショナー等、複数の製剤について測定を行い比較します。ヘアワックスなどを毛髪に塗布して測定を行うことで、セット力の評価を行うこともできます。
曲げ剛性 (B値) | 毛髪の曲げかたさを表します、値が小さい方が曲げやすく柔らかいといえます。 |
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曲げ回復性(2HB値) | 毛髪を曲げて戻す時の抵抗力の差を表します。値が小さい方が回復性が良いといえます。 |
(例)
シャンプーA | B値= 0.0850、2HB値=0.220 |
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シャンプーB | B値= 0.0700、2HB値=0.175 |
⇒上記の場合、シャンプーAよりもシャンプーBを使った方が柔らかく、回復性は良くなる。
※値は説明用の値です。実測値ではありません。
使用機器:カトーテック社 KES-FB2
写真:試験機器
写真:測定用サンプル