まほうびんの保温効力試験は、まほうびんがどのくらい保温性能があるか確認します。まほうびんの材質としてガラス製のものとステンレス鋼製のものがあり、また、用途として卓上用と携帯用がありますが、いずれも家庭用品品質表示法で保温効力を記載する義務があり、保温効力を確認します。
JIS S 2006:2016まほうびん 10.4.1保温効力
測定温度が基準値以上(JIS S 2006:2016 表6、JIS S 2006:2016 表8)であることを確認します。
JIS S 2006:2016 表6
ガラス製まほうびんの保温効力
容量 (?) | 保温効力(℃) | |
---|---|---|
10時間 | ||
内口径40mm | 内口径45mm | |
0.75 | 64以上 | ー |
1.0 | 66以上 | 65以上 |
1.3 | 70以上 | 69以上 |
1.6 | 72以上 | 71以上 |
1.9 | ー | 73以上 |
2.2 | 74以上 | |
2.5 | 75以上 | |
3.0 |
JIS S 2006:2016 表8
ステンレス鋼製まほうびんの保温効力(直飲式の保冷専用を除く)
容量(?) | 保温効力(℃) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
携帯用まほうびん | 卓上用まほうびん | |||||
6時間 | 10時間 | |||||
一般式 | 直飲式 | 一般式 | 空気圧 利用式 |
|||
内筒の内口径 | ||||||
39mm未満 | 39mm以上 54mm未満 |
54mm以上 | ||||
0.3未満 | 62以上 | ー | ー | 47以上 | ー | ー |
0.3以上 0.4未満 | 66以上 | 64以上 | ー | 53以上 | ー | ー |
0.4以上 0.6未満 | 70以上 | 68以上 | 66以上 | 58以上 | ー | ー |
0.6以上 0.9未満 | 74以上 | 72以上 | 70以上 | 62以上 | 57以上 | ー |
0.9以上 1.2未満 | 77以上 | 75以上 | 73以上 | 66以上 | 61以上 | ー |
1.2以上 1.5未満 | 80以上 | 78以上 | 76以上 | ー | 65以上 | 61以上 |
1.5以上 1.8未満 | 82以上 | 80以上 | 78以上 | ー | 68以上 | 64以上 |
1.8以上 2.3未満 | ー | 81以上 | 79以上 | ー | 70以上 | 66以上 |
2.3以上 | ー | ー | 80以上 | ー | 71以上 | 67以上 |