魔法瓶を床や地面に落としたり、持ち運び時に硬いものにぶつけてしまった時のことを想定した、簡単に壊れないかどうかを確認する試験です。
耐衝撃性試験には「落下衝撃」と「振子衝撃」の2つがあり、下表のように魔法瓶の種類や用途によって行う試験が異なります。
落下衝撃・・・ | 魔法瓶に水を満量入れて蓋をし、一定の高さから硬い木板に落下させ、異常がないかを確認します。 |
振子衝撃・・・ | 下げ紐付きの携帯用魔法瓶が対象。紐の長さを40cmにして45度の位置に持ち上げ、振り子の要領で硬い木板に衝突させ、異常がないかを確認します。 |
<試験項目と評価基準>
魔法瓶の種類 | 用途 | 項目 | 落下高さ | 評価基準 |
ガラス製 | 卓上用 | 落下衝撃 | 10 cm | 中瓶に異常がないこと。 |
ステンレス鋼製 | 卓上用 | 落下衝撃 | 10 cm | 漏れ、亀裂、破損などの使用上有害な欠点がなく、『保温効力』の試験に適合すること。 |
携帯用 | 落下衝撃 | 40 cm | ||
振子衝撃 (下げ紐付き) |
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関連規格:JIS S 2006 まほうびん
魔法瓶の品質確認