日常的によく使うポリ袋には、JISに基づいた品質基準があります。
また、最近では自治体指定のゴミ袋について、それぞれ仕様書に則った品質基準が定められており、確認のためのデータが必要となります。
ポリ袋(ポリエチレンフィルム製袋)の品質規格であるJIS Z 1702[包装用ポリエチレンフィルム]、JIS Z 1711[ポリエチレンフィルム製袋]に基づく試験を行なっています。
■JIS Z 1702 包装用ポリエチレンフィルム…袋になる前、いわば材料段階に対する試験です。試験項目として、引張、伸び、衝撃等があります。
■JIS Z 1711 ポリエチレンフィルム製袋…袋になったもの、いわば製品に対する試験です。試験項目として、厚さ、寸法(幅および長さ)、ヒートシールの強さ、印刷剥離(プリントの剥がれやすさ)、水漏れ等があります。
JISのうち、厚さ測定、ヒートシールの強さ試験、衝撃試験を紹介します。
厚さ測定は『JIS Z 1711 8.2 厚さ測定方法』に基づき、JISで定められた厚さ計を用いて行ないます。袋を広げた状態で、定められた位置の厚さを測定します。
ポリ袋には、フィルムを袋状にするためのヒートシール部分があります。このヒートシール部分の強度を求めるため、『JIS Z 1711 8.4 ヒートシール強さ試験』に基づき試験を行ないます。
①試験片を幅15㎜の短冊状に切取る
②試験片のヒートシール部が中央に来るように180°開いて、その両端を引張り試験機に取付ける
③500mm/min速度で破断するまで引っ張り、最大荷重を求める
『JIS Z 1702 7.6 衝撃試験』に基づいて試験を行ないます。
①試験片を固定する
②高さ660mmよりおもりを付けたダートを試験片の中央に落とし、試験片が破壊していないかどうかを確認する
試験内容等の詳細や発注方法については、お気軽にお問い合わせください。
商品名 | 試験項目 |
ごみ袋・レジ袋・ ポリ袋類 |
厚さ測定 |
寸法測定(長さ) | |
寸法測定(幅) | |
寸法測定(シール下) | |
一枚あたりの質量測定 | |
引張強度 | |
引裂強度 | |
伸び | |
衝撃強度 | |
ヒートシール強度 | |
水漏れ | |
印刷部分の鉛・カドミウムの含有量 | |
素材確認 | |
印刷はく離強さ |
カテゴリー:品質管理
カテゴリー:生活用品
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