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足圧分布測定試験で、足裏への負荷の度合がわかります

2019/02/26

最近、底の薄い“ぺたんこ靴”を履いている女性を多く見かけます。
靴売り場を見ても、カジュアルなスタイルだけでなく、フォーマル、ビジネスでも使用できる“ぺたんこ靴”が増えている一方、長時間履いていると、足の裏が痛くなるという声もよく聞きます。調べてみると、“ぺたんこ靴”は、意外にも足の裏に負荷がかかっていることがわかりました。
当研究所では、靴の着用時に足の裏にどれくらいの負荷がかかっているかを「足圧分布測定試験」によって観察することができます。

1.ぺたんこ靴の足圧分布の測定

ぺたんこ靴を履いた時に痛くなると考えられる箇所は、おもに部分です。

 

 
<試験方法>

●試験対象となるシューズに足型センサーシートを敷き、シューズを履いた(立った)状態で静止、または歩いて、足圧分布の状態を計測します。
●歩行時の計測では、着地時~地面から足を離す時というように、時間経過に沿った測定が可能です。

 

写真:センサー


 

写真:着用時のイメージ


<試験結果、考察、見解>

実際にぺたんこ靴を履いて歩行したときの足圧分布(右足)を測定。図2のような足圧分布になりました。

 

 

片足6歩分、歩行した際にセンサーに加わった圧力を平均化したものです。
ぺたんこ靴を履いて歩くと、中足骨・踵骨(ショウコツ)(図1〇部分)に荷重がかかっていることがわかります。

 
■ぺたんこ靴による歩行時の足裏の様子(動画)

 

圧力が加わった部分は青~緑~黄~赤と色がつきます。また、色が青⇒緑⇒黄⇒赤と変化するほどに圧力が高くなります。
したがって、色がついた面積が比較的狭く、かつ赤色の部分がある場合は局所的に圧力が集中していることを表します。一方、色がついた面積が広く、かつ赤色の部分が認められない場合は、圧力が分散されていると考えられます。

 

2.スニーカーの足圧分布の測定

次に、一日履いていても足裏が痛くならない底の厚いスニーカーの場合は、どのような足圧分布になるのか、こちらも同様に足圧分布測定試験を行い、観察しました。

 
<試験結果、考察、見解>

 

ぺたんこ靴(図2)と比べると、圧力負荷を示す濃い赤色の面積が小さく、また、足裏が靴と接触している面積(色が塗られている部分)が広いことがわかります。つまり、足裏にかかる圧力が分散されているということになります。
※ここで示す面積は、静止時における接触部面積ではなく歩行時における接触部面積です

 
■スニーカーによる歩行時の足裏の様子(動画)

 

3.靴による足裏への負荷の違い

今回の観察では、靴底の厚さによって足裏にかかる負荷が全然違うことが検証されました。クッション性のある靴の方が、足裏への負荷が少ないことが今回の測定でわかりました。
ただ、底の厚い靴やクッション性のある靴は、ビジネスやフォーマルなシーンにはふさわしくない場合もあります。その際は、クッション性のある中敷きやインソールを活用することによって、足裏全体に負荷を分散することができます。

 

4.靴はもちろん、インソール着用時の測定も可能

足圧分布測定試験では、靴の中敷き部分にセンサーを入れ、立脚時または歩行した時の圧力分布、荷重中心・荷重の軌跡を測定します。今回の事例のように、「足裏に負荷がかかりにくい」ことを目で見てわかりやすく検証できるため、大変便利に活用できます。各種の靴、履物類はもちろん、インソール着用時の測定も実施しています。
また、弊社が斡旋する一般モニターが着用して測定を行うなど、より客観的な試験実施も可能です。
測定器は持ち運び可能なので、ご指定の場所で測定することもできます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 
▶試験・サービスのご案内/足圧分布測定試験
https://www.shoukaken.co.jp/clothing/organism/footpressure/

 


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