消費科学研究所
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まほうびんの試験 -9- 材料の種類

機能性評価

2021年6月2日

まほうびんの第9回目は「材料の種類」の確認試験を紹介します。

 

まほうびんは家庭用品品質表示法に基づき、各パーツ(胴部、蓋、コップ、口金、中栓、揚水パイプなど)の材質名を表示する義務があります。

 

この試験は、材質名を表示をするために必要な金属製パーツ、合成樹脂製パーツの材料の種類を確認する試験です。

 

樹脂製パーツについてはプラスチックの材質確認のページをご参照ください。

 

金属製パーツについてはエネルギー分散型蛍光X線分析装置を用いて分析します。
分析部に試料を置くと、その試料表面付近を構成している主要な元素を調べることができ、その結果からステンレスやアルミニウムなど、材料の種類を判別します。

 

 

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評価方法
試料にX 線を照射すると、試料を構成している元素から各元素固有の蛍光X 線が発生するため、そのエネルギー波長や強度から元素の種類を特定します。

 

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