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ピリングって何!?

衣料・繊維製品

2023年10月27日

(1)ピリングとは?

毛玉のことを英語でピルといいます。

ピリングは毛玉が生じる現象のことをいいます。

(2)ピル(毛玉)はどうやってできるの?

まず、着用時などに生地表面が摩擦されたり揉み作用を受けることで、毛羽立ちが生じます。

そして、さらに摩擦や揉み作用を受けることで、毛羽どうしが絡み合い、ピル(毛玉)が形成されます。

最後に、多くの場合はピルが生地から脱落します。

ピル(毛玉)のできかた

(3)毛玉ができやすい商品とは?

上で説明したように、ピルは毛羽が絡み合うことで生じますので、毛羽が生じやすい生地や糸でピルができやすいと言えます。

撚りが甘い糸を使用した毛製品や、ザックリ編みのセーターなどが比較的ピルができやすい商品となります。

(4)お申出になりやすい商品とは?

毛製品はピルができやすいのですが、ウール100%の場合は自然に脱落することが多いため酷い状態にはなりにくいです。

一方、合成繊維が混紡された製品の場合は、ピルの中に合成繊維が混ざっています。

合成繊維は簡単に切れないため、毛玉が脱落せずに生地上に残ったままになります。

そうすると外観が酷くなり、お申出になりやすくなります。

(5)ピリングは試験再現が難しい?

ピリングを評価する試験としてはJIS L 1076 「織物および編物のピリング試験方法」がありますが、試験方法はA~D法の他に参考試験としてE~J法も掲載されており、多くの評価試験があります。

実際の着用で生じるピルの再現性が高いと言われるA法(ICI型)が事前評価試験として行われることが多いのですが、A法ではピルが出来なかったのに、毛玉のクレームになる場合があります。

その場合はA法以外の試験方法で再現試験を行っています。

ピリング試験A法の詳細はこちら

ピリング試験
ピリング試験 A法
*消費科学研究所ではピリング試験が可能です

弊社ではピリングに関する事前試験やお申出の再現試験が可能です。

毛玉についてお悩みの企業様はぜひ、消費科学研究所までお問い合わせください。


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