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試験

かばん
染色堅ろう度試験(耐光、摩擦、水、汗)
かばんの染色堅ろう度試験では、対象となる製品に使われている各部について、色落ち・汚染または変退色の程度を確認します。 「耐光」、「摩擦」、「水」に対する試験を行い、バッグの各部からどの程度色落ち・汚染または変退色するかを判定し、ご依頼者様の基準値を満たしているかどうか確認します。取引先様の基準によっては、「汗」に対する試験も実施します。
  • 試験方法

    • 染色堅ろう度(耐光)
      太陽光を想定したキセノンアーク灯を使用し、一定時間照射した試料の変退色を確認します。
      (JIS L 0843 キセノンアーク灯に対する染色堅ろう度試験方法の第3露光法による)

    • 染色堅ろう度(摩擦)
      約200gの荷重で、約10cm間を100往復摩擦。白布は綿を使用し、乾燥および湿潤と条件の異なる2通りの環境で試験を行います。
      (JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法の摩擦試験機Ⅱ型による)※布製品の場合

    • 染色堅ろう度(水)
      蒸留水で濡らした綿かつナイロン白布と試料を3枚合わせてプラスチック板で挟み、約4.5kgの荷重をかけながら約38度の恒温層で4時間放置します。
      (JIS L 0846 水に対する染色堅ろう度試験方法による)

    • 染色堅ろう度(汗)
      上記水試験について、蒸留水の代わりに人工汗液を用いて試験を実施します。
      (JIS L 0848 汗に対する染色堅ろう度試験方法による)
  • 試験結果・評価方法

    試験後の試料の変退色や白布への汚染の程度を、JIS規格に基づき、グレースケールを用いて級判定します。
    判定する時は、「光源」「明るさ」の条件が定められているため、判定台でおこないます。

    写真のようにグレースケールに変退色と汚染の程度が示されており、どのスケールと同程度なのかを比べます。

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    写真:判定台

     

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