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繊維製品の色に関する試験 ー2ー

2022/02/22

前回は繊維製品の色に関する試験はどういったものがあるか?をご紹介致しました。
今回は試験の実施から判定、報告までの流れをご紹介します。
(洗濯に対する染色堅ろう度試験方法を中心に紹介します)



<サンプリング>

納入前試験の場合、多くの場合は縫製前の生地から採取します。
(生地が入手できない場合は製品から採取します)
また、汚染の程度も評価をする試験の場合は綿やナイロン、絹などの白布も用意し、
複合試験片を作成します。



<試験の実施>

試験装置を用い、規定された操作方法で試験を実施します。
洗濯に対する染色堅ろう度試験方法の場合はラウンダーメーターと呼ばれる洗濯試験機を用い、
ステンレス試験瓶に複合試験片と試験液(石けん液)を入れ、装置を運転します。
試験瓶は加温した状態で回転します。
(試験瓶の中で洗濯の状況を模擬的に再現しています。)



<判定>
試験後の複合試験片について、色の変化の程度を判定します。
洗濯に対する染色堅ろう度試験方法の場合は依頼品生地の変化(変退色)と、複合試験片の白布の変化(汚染)を評価します。
判定については、変退色用および汚染用グレースケールを用い、等級付けを行います。

変退色用グレースケール

汚染用グレースケール

未処理の試験片と試験後の試験片を見比べ、色の違いに最も近いグレースケールの等級を結果としています。

(判定の例)変退色用グレースケールを用いて変退色の程度を判定:この場合は2級

  



<報告書の作成>
他に実施した試験結果も一緒にまとめて試験結果報告書に記載します。

判定基準がある場合は判定基準も併記し、良否の判定についても記載いたします。

試験報告書が完成し、ご依頼者様へ報告書が届けられます。

<事前の品質評価試験は消費科学研究所にご依頼ください。>

自社製品の品質の確認、納入先への品質データ提出等、事前試験は消費科学研究所までご依頼ください。試験項目の選定、良否の判断等についてもアドバイスいたします。 

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