消費科学研究所
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「寝返りしやすい」をデータで示す方法
機能性評価
2026年9月29日
― 筋電図と体圧分布による寝具評価 ―
マットレスや寝具の商品説明では「寝返りしやすい」「体圧分散設計」といった表現がよく使われます。しかし、その性能を客観的に示すことは簡単ではありません。近年は、筋電図や体圧分布を使って寝返り動作をデータで評価する方法が商品開発や比較検証に活用されています。
寝返りの評価は「感覚」だけでは難しい
多くの製品評価では、モニターの感想やアンケートなどの主観評価が中心になります。しかし商品開発や比較検証では、客観的なデータがあることで説明の説得力が高まります。そこで活用されているのが、生体信号や体圧を計測する方法です。
筋電図で「寝返り時の筋肉の働き」がわかる
表面筋電図(EMG)は、皮膚の上に電極を貼り、筋肉が活動するときの電気信号を測定する技術です。寝返り動作を計測すると、腹筋や背筋などが「いつ」「どの程度」働いているかを確認できます。マットレスの違いによって、寝返り時の筋肉の負担がどう変わるかを比較することも可能です。
寝返り動作と筋肉活動を同時に可視化した計測例
寝返り動作と筋肉活動を同期して表示した例です

| 「動作映像+筋電図グラフ同期」 | |
| 上:仰臥位から右側臥位 | ![]() |
| 下:仰臥位から左側臥位 | |

体圧分布測定で身体にかかる圧力を可視化
体圧分布測定では、マットレスと体の間にセンサーシートを敷き、身体のどの部分にどの程度の圧力がかかっているかを可視化します。体圧分散の状態を客観的に評価できます。
体圧分布測定の例については、こちらの記事でも紹介しています。
筋電図と体圧を組み合わせて
筋電図は「筋肉の働き」、体圧分布は「身体にかかる圧力」を示します。この2つを組み合わせることで、寝具の寝心地をより多角的に評価できます。例えば、体圧は分散されていても寝返りの際の筋肉負担が大きい、といった違いもデータとして確認できます。
筋電図測定・体圧分布測定の受託計測について
当社では、寝返り動作を対象とした表面筋電図測定および体圧分布測定の受託計測を行っています。動作動画と計測データを組み合わせた可視化資料の作成も可能です。商品開発時の比較評価や、EC商品ページ・カタログ用のエビデンス資料としてもご活用いただけます。
- 寝具やマットレスの比較評価
- 介護用品の動作検証
- 商品説明用データ作成
などをご検討の場合は、お気軽にお問い合わせください。
その他
- トレーニングの評価
- ストレッチの評価
などにご活用ください。



