サービス紹介

試験

生体計測
パッチテスト
消費科学研究所では、安全性試験(パッチテスト、スティンギング、RIPTテスト)などを受託し、製品に応じて試験を組み立て、それぞれ最適な試験先へ委託しています。
  • 背景

    アパレル製品でも、皮膚刺激が問題になることがあります。
    過去、イベントで配付されたTシャツにより、皮膚炎症などの健康被害が発生したとの報道がありました。
    Tシャツのプリント加工に使用された物質が皮膚障害の原因でした。

     

    このようなお悩みはありませんか?
    「ブラジャーに使用する部材のメッキ工場が変わったけれど、安全性に問題はないか…」
    「カップの生地とウレタンの接着方法を変えたけれど、接着剤は皮膚に影響を及ぼさないか…」
    「生地にプリントしたインクの安全性が心配、実際の着用方法に近い形で観察したい… 」

  • パッチテストの種類

    パッチテスト(皮膚貼付試験)には、大きく分けると、皮膚に被験物質を接触させ上から覆うクローズド式(閉塞法)、覆わないオーブン式(開放法)があります。
    アパレル製品は、クローズド式では覆ったテープで蒸れてしまう可能性があり、オープン式では粘着性がない製品の試験ができないこともあります。

  • パッチテスト(半開放法)

    消費科学研究所で提案しているアパレル製品のパッチテストは(半開放法)とよばれ、被験物質を通気性の高いガーゼで覆います。
    クローズド式とオープン式のいいところを組み合わせたもので、実際の着衣に近い状態でテストを行います。
    下着などの皮膚に触れるアパレル製品の安全性評価に適しています。
    また、肉眼判定だけでなくレプリカを採取して皮膚の状態を詳細に分析する顕微鏡判定もあわせて行います。
    これにより、皮膚の弱い反応もしっかりとらえることができます。

     

    「クレームにつながる皮膚への影響をしっかり把握したい…」
    「お客様の大切なお肌に対してダメージの少ない製品を提供したい…」

     

    という企業様にぜひおすすめです。

     

  • 試験方法

    試験工程 予備テスト 本試験(半開放法)
    被験者数 5名以上 20名 20名
    試験方法 閉塞法 半開放法 半開放法
    貼付時間 24時間 24時間 24時間
    判定方法 肉眼判定 肉眼判定 顕微鏡判定

     

    予備テストを消費科学研究所にてクローズド試験で実施後、本試験(肉眼判定・顕微鏡判定)は提携の外部委託先にて実施となります。

    ご依頼の際、販売実績とクレームの有無、安全性情報(成分のSDSなど)をご教示願います。

    サンプルは予備を含め2cm角の大きさが50個以上とれるサイズをご用意ください。

     

    【予備テストの様子】
    フィンチャンバーというテープで被験物質(サイズは直径8㎜程度)を二の腕の内側に貼り付けます。
    24時間後の皮膚の様子を肉眼で判定します。さらに30分後の皮膚の様子も観察します。
    ここで陽性反応が出た場合は、残念ながら本試験にすすめません。

     

    画像
    <フィンチャンバー>  <貼付>  <判定(24時間後)>
  • 結果のみかた

    判定結果(陰性・準陰性・準陽性・陽性)
    できれば、開発品と、クレームのない従来品とを同時に試験し、結果を見比べていただくことをおすすめします。