消費科学研究所
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「収益事業」と「社会貢献」は両立できる。私たち消費科学研究所が実践するCSV活動
食品
2025年12月9日
その「社会貢献」、コストになっていませんか?
「CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)」という言葉をご存じでしょうか。
かつては「利益の最大化」が企業の使命でした。しかし今は違います。
社会や環境の課題に向き合い、事業を通じて解決策を生み出すことが、企業の信頼を築く鍵となっています。
CSV(共通価値の創造)は、その考え方を象徴する言葉です。 企業は、人々とともに豊かな暮らしを創り上げる存在であることが求められています。 私たち消費科学研究所は、このCSVを特別な活動としてではなく、「本業」そのものを通じて実践しています。 今回は、私たちの3つの具体的な取り組みをご紹介します。
消費科学研究所が取り組むCSV
【食品ロス削減】科学の目で「もったいない」を価値に変える!
日本では、まだ食べられる多くの食品が「食品ロス」として廃棄されています。
これは「もったいない」だけでなく、環境悪化や将来の食料不足にも繋がる深刻な社会課題です。
私たちは、「賞味・消費期限の延長」を、各種試験を通じてお手伝いいたします!
感覚的な判断や従来の慣習に頼るのではなく、微生物検査などの客観的なデータに基づく「科学的根拠」を活用し、 食品の安全性を確保した上で、食品事業者が廃棄ロスを抑え、販売機会を最大限に活かせるよう支援しています。

【地域貢献】専門知識で「食の安全網」を広げる
CSVの達成には、地域社会との強いつながりが欠かせません。
私たちは「地域の活力を高める」をテーマに、日々の業務で培った「食品衛生」の専門知識を社会に還元しています。
例えば、こども食堂の運営者や自治体向けに、衛生講習会を実施。 また、地域活性化を目指す企業と連携し、品質管理体制に課題を持つ地方企業の支援にも継続的に取り組んでいます。

【安全安心なサプライチェーン構築】「安全の仕組み」を社会インフラへ
製品が製造されて消費者に届くまでの全プロセス(サプライチェーン)の安全性を高めることは、社会全体の安心に直結します。
私たちは、個別の製品検査だけでなく、「安全を生み出す仕組み」そのものをご支援します。
「JFS-A/B」などの食品安全規格の認証取得支援や、専門家の視点による、工場監査といった業務を積極的に推進。
これにより、事業者様が安定した品質管理体制を構築し、消費者へ「安全・安心」を継続的に届けられるよう貢献しています。
「収益事業」と「社会課題の解決」は、両立できる!
「収益事業」と「社会課題の解決」、これらを同時に追求することは、簡単ではありません。
しかし、この2つは決して相反する「トレードオフ」の関係ではないと、私たちは信じています。
消費科学研究所は、これからもCSV実現のためにサステナビリティの視点を持ち、 私たちの「本業」を通じて、クライアントと共に「安心」と「安全」を守るお手伝いを続けてまいります。
品質管理や食品ロス、衛生管理に関するお悩みは、ぜひお気軽にお問い合わせください。